霧ヶ城(岩村城址)

海抜721メートル、急峻な山頂に壮大な石垣のみを残す岩村城址。数々の歴史を生んだこの城は日本三大山城の一つとして知られ、平成18年には「日本百名城」にも選定されました。「霧ヶ城」とは、霧ヶ井戸(きりがいど)と呼ばれる井戸に秘蔵の蛇骨(じゃこつ)を投入すると霧が湧き出し、山城を包み、敵の攻撃を阻んだという伝説からそう呼ばれるようになりました。城山の山麓には藩主邸跡と城下町が広がり、岩村本通りは「重要伝統的建造物群保存地区」として国に選定されています。