美濃路の松並木

垂井町綾戸地内には、中山道と東海道をつなぐ幹線道路である美濃路が通っています。江戸時代から朝鮮通信使をはじめ多くの旅人が往来し、現在も生活道路として活用されています。道路の両脇には旅人のために木陰を提供し、吹雪を防ぐ目的で松の並木が植えられていました。現在、松は40本ほどが残っており、地元の人たちで作る松並木保存会により手厚く保護されています。冬季になると、松並木保存会とともに青年クラブや地区の小学生の協力で松にコモを巻き、松枯れの原因となるマツカレハ(蛾)の幼虫やマツノザイセンチュウなどから木を守っています。