ひるがの高原のミズバショウ
ひるがの高原は、岐阜県の美濃と飛騨のちょうど境にある高原で、清流長良川の最源流でもあり、太平洋と日本海との分水嶺になる。標高約900mに広がる高原は、かつて見渡す限り広大な湿地帯だったが、昭和に入って開拓が始まり、湿原はほとんどが埋め立てられ、今ではわずか数%を残すのみとなってしまった。
その中で県の天然記念物指定地でもある『あやめ沢湿原』は、ひるがの高原スキー場の南側にあり、ひるがの高原の中で最も大きなミズバショウ群生地である。
ひるがの高原のミズバショウの開花時期は例年4月中旬~5月中旬、見頃は4月下旬~5月上旬で大日ケ岳の残雪を見ながらミズバショウ見学を楽しめる。
